画像・動画編集のグラフィック処理における分野において世界最大手のソフトメーカー〖Adobe〗
先週木曜日に2022年第2四半期の決算発表がありましたね!
決算内容をまとめると、
四半期としての売上は過去最高を記録したが、通年のガイダンスを下方修正する!
結果となりました。
前回もガイダンス引き下げてたもんな!!
▼Adobe 2022年第1四半期決算
-
Adobe2022年第1四半期決算はコチラから
動画制作・デザイン制作を行うクリエイターには、 必ずといっていいほど導入されているデザインソフトを手掛けるAdobe。   ...
続きを見る
Adobeの決算を少し深掘りして説明していきたいと思います。
四半期連続で過去最高の売上を更新
今回発表されたAdobeの決算数値は以下となります。
2022年2Q決算
- 売上:43.9憶ドル(予想:43.4憶ドル)
- EPS:3.35ドル(予想:3.31ドル)
- YoY(前年成長率):+14%、
過去の売上と成長率を一覧化にすると綺麗な右肩上がりとなってます。
営業キャッシュフローも20.4憶ドル、自社株買いも190万株行っており、
安定した業績を維持しているといえるのではないでしょうか。
さすがAdobe!!
2022年第3四半期と通年のガイダンスは下方修正へ
過去最高の収益という記録的な決算を叩き出しましたが株価は振るいません....
決算発表の次の日である金曜日は-1.89%、今週1週間では-8.39%と下落しております。
理由は次四半期のガイダンスと通年のガイダンスの見通しを下方修正した為です。
2022年第3Qガイダンス
- 売上:44.3憶ドル(予想:45.1憶ドル)
- EPS:3.33ドル(予想:3.39ドル)
2022年通年ガイダンス
- 売上:176.5憶ドル(予想:178.5憶ドル)
- EPS:13.50ドル(予想:13.5ドル)
全ての項目において下方修正という結果となりました。
ガイダンスを下方修正した理由は、
- ロシアウクライナ戦争による新規販売停止
- 為替の影響
- 増税による業績圧迫
が挙げられております。
ロシアウクライナ戦争が無ければ、もう少し良いガイダンスが発表できたのではないかと思ってます。
やっぱり戦争反対!!
Adobeの決算まとめ
ガイダンスの下方修正に伴い『成長率の鈍化』という事で株価が下落したと考えられます
しかし、GAFAMと同様に、マーケット市場では独占的なシェアを取っている企業なので、
個人的には割安感が出て「買い」のチャンスなのではないかと思ってます。
キャッシュフローも安定しており、今後も収益は伸びていくと思いますので、
少し我慢の時期は必要かもしれませんがインフレ圧力などが収まれば、以前のように、Adobeの株価は復活してくると考えてます。