先程、2022年の米国市場の動きを決めるといっても過言ではない
米国の『コア消費者物価指数(CPI)』が発表されました。
結果としては、予想と同じ4.9%でしたね!
先月は、予想4.3%に対して4.6%となっており、
物価の上昇(インフレ)は間違いなく進んでおります。
インフレは経済にとってマイナス要素が多く
米国の経済と雇用を守るFRBはインフレを抑制するため、
利上げを早期に実現させることに現実味を帯びてきました。
重要なのは「2022年のいつ利上げをするのか?」が重要で、
2022年の投資戦略にも大きな影響があることは間違いありません。
先程も申し上げたとおり、
インフレは経済にとってマイナスのリスクしかなく、
米国全体の雇用も回復し、経済も力強く推移しているなか、
コロナウイルスによる景気悪化や物価を下支えするために、
FRBが実施してきた〖量的緩和策〗の必要性も無くなります。
この〖量的緩和策〗を終了したあとは金利の利上げが待っております。
そのため、12月15日に発表されるFOMC後の会見ポイントとしては、
・〖量的緩和策〗をどの位の時期で終了させるのか?
・〖利上げ〗のタイミングはいつ頃を検討しているのか?
に注目しております。
米国市場にパニックが起きないよう
当初からFRBのパウエル議長は利上げを行うことを明言してきました。
それに伴い、市場は金利が上がることも織り込んでおります。
しかし、当初予想していた利上げのタイミングは
「2022年の夏頃」と予測しておりましたが、
想像以上の経済回復と物価上昇に伴い、
早ければ4月に終了させるという予測も出てきております。
量的緩和終了のペースが早まり、利上げの時期も早まるとなると、
当初予想していたシナリオの変更を余儀なくされます。
前回のブログでも投稿させていただきましたが、
金利の上昇はグロース(成長)株にとって、
株価を下げるリスクとなるため、
一気にバリュー銘柄に資金が流入することが予想されます。
▽金利上昇で気を付けるべきこと 猿皆さんこんにちは! 昨日、じっちゃまこと広瀬隆雄さんのYOUTUBEをチェックしてたら『米国の金利上昇に伴い、新興国株の投資にも気をつけるべき』との発言があったので、色々 ... 続きを見る
金利上昇で気を付けるべきこと
12月15日のパウエル議長の発言は、
日本で流れるワイドショーなどでも取り上げられると思います。
・【量的緩和対策終了時期早まる】
などのニュースを耳にしましたら、
利上げ時期も同時に早まることが予想されますので、
今まで行ってきた投資戦略の変更を検討することをオススメします。
2022年は、仮想通貨も調整局面が続くと予想されており、
投資家にとっては難しい局面が続くと思いますので、
12月15日のFOMC後の発言を確認したあと、
2022年の投資戦略を決めていければと思います。