米国時間の9月19日と20日に9月のFOMCが開催されます。
今回の利上げは据え置きと予想されてます。
前回7月に開催されたFOMCでは予想通りの0.25%の利上げを実施しました。
パウエル議長の声明ではタカ派を継続し「今後の経済データ次第で変更の可能性がある」という態度を強調しておりましたね。
先週発表されたCPIでは予想より高く、エネルギー価格の上昇が再燃しております。
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しかし以前と比べると明らかに物価上昇率は下がってきておりますが、FRBが目標としている安定的な物価上昇にはまだまだ開きがあります。
今回は「金利据え置き」という結論になると思いますが、パウエル議長の声明も引き続き「データ次第」を繰り返すものと思われます。
消化試合みたいなものかもしれません!
それより今回のFOMCで注目したいのはドットプロットチャートです。
FOMC参加メンバーが適切と考える「政策金利水準の分布図(ドットチャート)」が今回のFOMCで更新されます。
そこで注目されるのが2023年末と2024年末のドットチャートの中央値となります。
前回更新されたのは2023年6月のFOMC開催時。6月時点では2023年末と2024年末を比較すると、1.0%の差がありました。
※クリックすると拡大されます
現在のドットチャートでは年内あと1回、0.25%の利上げがあると予想されます。
しかし、今回発表されるドット中央値が前回より低下しているならば年内は利上げ無し。2024年末の数値もそれに比例して低下しているのであれば、1.0%の利下げが予想されます。
一番市場に影響が無さそうなのは、前回のドットチャートとほぼ変わらず(または予想範囲内)でしょうね。
私個人的には来年しっかり利下げされるような指標が出るのが嬉しいのですが....。
どのような結果が出ても「買い」には向かおうと思います。
パウエル議長から発表される内容とドットプロットチャートを確認したらブログにもアップしていきたいと思います。