先週から始まった米国株の決算発表。
今週から2022年1月~3月の第一四半期における主要企業の決算発表が始まります。
先週発表された銀行関連株は軒並み決算をミスし、
航空関連銘柄のデルタ航空は先行き良好の決算となりました。
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今回発表される2022年第一四半期の決算は、
ロシア・ウクライナ戦争の問題も影響が出始めるタイミングです。
ゴールドマンサックスの銀行関連株も、
ロシア・ウクライナ間の緊張の高まりを背景に株式市場の低迷などが大きく響き収益減の結果となりました。
今週から、米国の主要企業の決算も始まりますので、
改めて、今週1週間の米国決算スケジュールをまとめていきたいと思います。
4月18日に決算発表が予定されてる企業
・バンクオブアメリカ(BAC)
・サイファイテクノロジー(SIFY)
先週の銀行株の決算ニュースを確認した所、バンクオブアメリカ(BAC)も厳しい決算と考えております。
理由は、先程も申し上げましたが、ウクライナでの戦争や金利上昇によるM&A(企業買収)にブレーキがかかってる為。
キャンセルというよりは、不透明な状況に対して、先送りされていると予想しております。
4月19日に決算発表が予定されてる企業
・ジョンソン & ジョンソン(JNJ)
・ネットフリックス(NTFX)
なんといっても、ジョンソン&ジョンソンは注目だと思ってます。
景気後退・リセッションが米国株式市場で叫ばれているなか、
代表的なディフェンシブ銘柄として必ず候補に挙がるジョンソン&ジョンソンが、
どのような決算を発表してくるか注目です。
また、昨年末に発表された「消費者向け部門」と「医療向け部門」の2事業の会社分割。
事業の専門性を高め、高い収益と成長を促進する事が狙いで、会社の分割は18~24ヶ月以内に完了させると発表されましたが、
どのような動きになっているかも注目したい所です。
4月20日に決算発表が予定されてる企業
・プロクター&ギャンブル(PG)
・Tesla(TSLA)
・ユナイテッド エアラインズ(UAL)
ロシア・ウクライナ問題、物価上昇を含め、中国のロロナウイルスによるロックダウンの影響を受けているTesla(テスラ)。
中国のロックダウンにより、上海工場の操業停止に追い込まれ、
決算指標として最も注目度が高い『車両生産・販売台数』に大きく影響がでると想定されます。
特にガイダンスが心配な所ですね。。。
また、ベルリンのギガファクトリー開設に伴い、当初はコストが高くなる事も予想されますので
少なからず、収益に圧迫しているのではないかと考えております。
イーロン・マスク氏の事なので、何かサプライズがあれば良いのですが....。
今は、時価総額も大きくなり、「Tesla株が下がる=主要指数も下がる」事も覚悟する必要があります。
4月21日に決算発表が予定されてる企業
・アメリカンエアラインズ(AAL)
・AT&T(T)
・フィリップ モリス インターナショナル(PW)
過去、私も保有していたアメリカン・エアラインズの決算発表が控えております。
先週のデルタ航空の決算発表が良かった事もありますので、
アメリカン・エアラインズも決算良好である事が予想されます。
コロナ前には、1株 60$程度の価値を付けておりますので、
今の株価を見ると、まだまだ、伸びしろはあると考えてます。
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4月22日に決算発表が予定されてる企業
・アメリカンエキスプレス(AXP)
・ベライゾン コミュニケーションズ(VZ)
クレジットカードの代表的な企業である「アメリカンエキスプレス」の決算が控えております。
先週末に投稿させて頂いたデルタ航空の決算の時にも触れさせて頂きましたが、
旅行需要が回復すると、レジャー・ホテル・航空・クルーズ株の他、
クレジットカードを扱う企業も揃って良くなると考えております。
理由は、旅行の予約時には「必ず」と言っていいほどクレジットカードを使って予約するからです。
特にアメリカンエキスプレスは、富裕層をターゲットにしてますので、
旅行需要が戻ってくると良い方向にいくと考えてます。
今回の決算は期待したい所です。
4月22日のパウエル議長の発言
何より、4月22日の金曜日にはパウエル議長の発言も控えております、
先月の発表では、「インフレが高い」「利上げを早急に実施する」と、
タカ派のコメントが繰り返されました、
今回も、インフレのピークは過ぎたが、高い水準をキープしたまま、
といった発言が繰り返される事が予想されます、
その中で、株式市場全体では、一時的に下落することが予想されますので、
決算が良かったからといって、キャッシュを多く使って飛び乗る事は危険だと考えます。
休むも相場
という格言があるように、
利上げの織り込みがあるまで、フルインベストは避けていった方が良さそうな感じが個人的にはしております。