世界の投資家が尊敬する「ウォーレン・バフェット」
現在の株式市場には、
・新型コロナウイルス
・ロシアとウクライナの戦争
・インフレの高まり
・利上げの見通し
などの多大な影響で、ほぼ全ての株価が下がっているなか、
バフェット率いるバークシャー・ハサウェイの株価上昇が止まりません!
昨日の株式市場が開いてる時間帯でも最高値付近を行き来しておりました。
バークシャー・ハサウェイは様々な業種業態の企業をグループ会社として保有しておりますが、
事実上、「ウォーレン・バフェット」とバフェットの右腕ともいわれる「チャーリー・マンガー」の2人が運営する
株式会社の形態をとった投資ファンドと言われております。
米国市場ではリセッションが噂されているなか、
バフェットはどのような投資対象に投資を行い、価値を創り出してきているのか、
どのような銘柄対象を選定しているのか、確認していきたいと思います!
バフェットの投資戦略と保有銘柄
投資を行っている人であれば、バフェットの投資戦略はご存じだと思います。
「長期投資」「長期保有」
です。
バフェットは10代から株式の投資を行っていたようですが、
今の資産の大半は、50代以降で稼いだといわれる位、長期的に保有しております。
『株を買うのではなく、企業を買う』
といった名言も残されておりますので、
事前のリサーチを徹底的に行い、企業の成長性を信じて株式を保有しております。
そんなバフェット率いるバークシャー・ハサウェイがどのような株式を保有しているかというと、
先月の2月14日付けで、米証券取引委員会(SEC)に提出された資料によると、
■バークシャー・ハサウェイの主な保有銘柄
①:コカ・コーラ
➁:クラフト・ハインツ
⓷:アメリカン・エキスプレス
④:バンク・オブ・アメリカ
⑤:アップル
などをメインに保有しており、
どの企業も世界を代表する優秀な企業である事が分かります。
今後の投資対象は〖自社株買い〗を積極的に行っている企業の理由
今、ピックアップしたバフェットの保有銘柄は全てにおいて優秀な企業です。
異論を唱える人はいないと思います。
ブランドの認知力だけに留まらず、フリーキャッシュフロー(純現金収支)も潤沢に生み出している企業といえます。
キャッシュフローを潤沢に生み出している企業は、バフェットが設けている投資基準の重要な一つになり、
自社株買いは、株式の総数を減少させ、1株あたり利益を押し上げる効果があります。
さらに、自社株買いは配当と並んで、株主に利益を還元する手段だと、一部では考える投資家も存在します。
直近では、アップルが約500億ドル規模の自社株買いを実行したり、
バークシャー・ハサウェイ自身も2021年以降、余剰資金は自社株買いに積極的に回し、日本円にして、2.5兆円もの資金費やしたと言われております。
▽バークシャー・ハサウェイの自社株買い(日経電子版より)
自社株買いをするだけの余力(余剰資金)が残っているという事は、
財務も安定して成長していけるという事が言えるのではないでしょうか。
今の市場の上げ下げに振り回されず、投資先の「価値」を見極めて自らがオーナーになる気持ちで投資を行う事が重要だと改めて実感させられます。
今のように様々な有事がある場合、投資を手控え保有株式を売却するのではなく、
このタイミングだからこそ、積極的に買い向かうチャンスなのではないかと考えております!