4月下旬より続いていた米国株式の決算ラッシュが徐々に終わりを迎えております。
S&P500に組み込まれている採用銘柄も約90%の企業が決算を終了したようです。
決算ラッシュが始まる前から言われていた
- ロシアウクライナ戦争の影響
- 金利上昇の影響
- インフレリスク
があるなか、
S&P500の採用銘柄が発表した企業のEPSは約80%、売上高では75%の企業が予想を上回ったようです。
しかし、企業の決算がよくても、米国全体でリセッション(景気後退)が意識され、
米国株の下げ相場が続くなかで、どの業界・セクターに投資妙味があるのか?
いくつかのデータを用いて確認できればとおもいます!
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S&P500は10年ぶりにPERが割安に!
早く教えて!
決算発表が終わり、先の12ヶ月のEPSに基づくS&P500全体の株価収益率は16.6倍となりました。
この【16.6倍】というPER(株価収益率)は、過去10年の平均PER(16.9倍)と比較すると下回っております。
因みに、過去5年のPERは【18.6倍】となり、過去5年の平均PERの数値も下回った事もあり、
過去と比べて、今はS&P500指数は割安という事です!
更に、セクターレベルでお話をさせて頂きます。
こちらのグラフでも確認ができるように、
①:エネルギー(9.9対15.8)
②:材料(13.6対16.2)
こちらの2つのセクターが、特に割安な数値を牽引した結果となりました。
今のエネルギーセクターは、株価が暴騰しており既に割安ではないと思っていたのですが、
- エクソンモービル【XOM】
- パイオニア・ナチュラル・リソーシズ【PXD】
- ダイアモンドバック・エナジー【FANG】
など、エネルギー業界に代表される銘柄は、まだ割安ということになります!!
この前、エクソンモービル(XOM)売ってしまった。。。
エネルギー株は圧倒的な成長率に
各セクターのEPS伸長率も、下記のグラフで分かるように【エネルギー】セクターが圧倒的です。
エネルギーセクターは268%の成長と、一番EPS成長率が高いセクターです。
投資の神様、ウォーレン・バフェットも、1~3月期に米石油株に6.6兆円もの投資を行ったと報告書で判明しました。
データを見る限り、今後も成長する可能性も充分秘めているという事なので、
エネルギーセクターへの投資妙味はまだまだ充分にあると考えられそうです!