先週、マイクロソフト(MSFT)の決算を皮切りに、
注目企業の決算が続々と発表されました。
「全体的には売上・EPSともに悪くないな」という印象です。
特に、注目した以下の企業をピックアップしてレビューしたいと思います。
マイクロソフトの業績は市場予想を大きく上回る結果となりました。
■第4Q決算数値
売上:517.3億ドル(市場予想:508.7億ドル)
EPS:2.48ドル(市場予想:2.32ドル)
好業績が続いているにも関わらず、
決算発表後に、一時株価が下がった時もありましたが、徐々に株価は回復傾向にあります。
業績を牽引している理由としては、
企業向けクラウドサービス(アジュール)の業績が加速しているという事が挙げられます
BtoBのサービスはBtoCと比較しても単価が高いので、
企業向けクラウドサービスが伸長しているのは良い傾向だと思います!!
VISA(V)/マスターカード(MA)/)アメリカン エキスプレス(AXP)の
クレジットカード大手3社ともに、売上・EPSを上回る結果となりました。
日本ではオミクロン株のパンデミックが進行し、
日々、感染者数が過去最多を記録しておりますが、
クレジットカードの3社はパンデミックを過去のものとし、
カード利用が過去最高を記録しております。
まだ、手数料の高騰による問題は解決しておりませんが、
2月以降は旅行需要も回復し、今後も業績伸長には期待できると力強い発言もあります。
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この5日間の株価を確認しても、3社ともに10%以上、株価が上昇しております。
半導体不足がさけばれるなか、テスラは過去最高の売上高を更新しました。
販売台数も前年同期比と比べて、1.7倍の30万8650台を更新。
時価総額でもとてつもなく大きな企業ですが、
伸長率(成長率)もとんでもない数値であることが分かります。
■第4Q決算数値
売上:177.2億ドル(市場予想166.4億ドル)
EPS:2.54ドル(市場予想2.36ドル)
しかし、売上・利益ともに過去最高を更新しながら、
決算発表後には株価が下がってしまう場面が見受けられます。
理由とししては、
⓵サプライチェーンの問題により2022年までの生産が制限される
➁今年は新たなモデルが発表されない
という事が発表され、失望売りという形になりました。
やはり、ガイダンスのミスというのは企業にとって致命的になりますね。
アップル(AAPL)の決算も発表され、
iPhoneをはじめ、各部門ともに予想を上回る好業績となりました。
テスラ同様、四半期ベースでも過去最高の売上を記録し、
半導体不足による生産減少を見事回避する形となりました。
■第4Q決算数値
・売上高:1239.5億ドル(予想 1190.5億ドル)
・EPS:2.10ドル(予想1.90ドル)
となります。
市場全体では、アップルの業績は良くないと予想されていたため、
今回の決算発表は、良い意味で大きなサプライズとなった印象です!
FOMCも、タカ派の発言により先週は市場全体が大きな下落となりました。
マイクロソフトとアップルの決算が良好だったこともあり、
金曜日は市場に落ち着きが見られましたが、
来週には、Google・メタ・アマゾンといった大型企業の決算が予定されてます。
1社が与えるインパクトも大きいものがありますので、
来週以降の決算を見てからINするのもありかと思います!