1カ月が経過するのは早いですね!
少し前に8月のCPIが発表されたと思ったら、もう9月のCPIが発表ですか…。
前回発表された『米国 非農業部門雇用者数』『失業率』に続き、今回のCPI(消費者物価指数)発表は、11月2日・3日に開催されるFOMC前の最後の発表となりました。
今回の結果をベースに、11月の利上げ幅が確定しますが、まず間違いなく75bpの利上げが確定したと思います!!
11月も75bpの利上げ幅となると4会合連続です!!
ある程度、予想していた結果とはいえ、今回のCPIの焦点となったのは『物価上昇のピークは過ぎているのか?』という事ですね!!
結論、物価上昇は鈍化しているも高止まりしている
という結果となってしまいましたね!!今月もCPI結果の発表を見ていきます。
9月CPIは前年比8.2%の上昇!伸び鈍化も高止まり続く
早速、9月のCPIを確認していきましょう!
9月消費者物価指数
- 予想:8.1%
- 結果:8.2%
8月の指数が8.3%上昇だったため、先月と比べるとわずかに減速しものの、民間予想の8.1%の上昇は上回った結果となります。
なかなか物価上昇が収まりません…。
そして、変動率が大きいエネルギーと食料品を除いた『コア指数』の結果ですが6.6%(予想6.6%)の伸びとなり、こちらは先月の6.3%から大きく上回る結果となりました!
物価全体の約3割のウエートを占めており、一度、上がってしまうと下がりずらいと言われる「住居費」が6.6%の上昇と引き続き伸びが加速しているため、今回のコア指数も先月比を大きく伸びてしまった結果となりました。
品目別にみていきます。
品目別上昇率
- ガソリン:18.2%上昇(前月25.6%上昇)
- 食料品:11.2%上昇(前月:11.4%上昇)
- 家庭用食品:13.0%上昇(13.5%上昇)
- 財:6.6%上昇(7.1%上昇)
- 住居費:6.6%上昇(前月6.2%上昇)
- サービス:6.7%上昇(前月6.1%上昇)
ポイント
3カ月連続で伸び率が鈍化した9月のCPIは、食料品・エネルギー・財価格が鈍化をみせる中、サービスと住居費はまだまだ上昇をしており、伸びがいつ鈍化するかに焦点が移ってきている状況ですね。
さらに、個人的な注目ポイントとしては、数か月前まで上昇率がえげつなかったガソリン価格です!
今から冬になると暖房需要が高くなり、それに伴ってガソリン価格が上昇してくるのではないかと考えております。
そのため、サービス・住居費の価格が下がってきたとしても、ガソリン価格がまたさらに上昇してしまうと、消費者物価指数は下がってこないことも予想されます!
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11月のFOMCの利上げ幅は75bpの利上げで確定か!?
さて、市場の注目は11月のFOMCとなります。
今回のCPI発表をうけ、パウエル議長率いるFRBはどのような判断をくだすかというと、、、
間違いなく75bpの利上げ
となると思います!!!
サプライズとしては、悪い方向のサプライズで、もしかすると100bpの利上げとなった場合、市場はパニックになると思います。
「インフレを抑制するまで戦い続ける」と宣言したパウエル議長は、CPIの収まりがみえるまで、継続的に歴史的な利上げを行ってくるでしょう!
次の焦点は12月に開催されるFOMC!
ここで、どれほどの利上げを行ってくるのか、利上げ幅が50bpであればピークを迎えたという合図でもありますので、年末に怒涛の株価上昇が見こまれると思います。
やはり、長期投資を前提にした仕込みは10月なのかもしれません!
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