悪い方向で予想が当たりました!
先月、1ドル=146円を突破するか否かというタイミングで日本政府が実施した『為替介入』
ブログでも投稿した通り、介入した当初の146円をすぐに超え、1ドル=150円を突破するというシナリオが見事に当たってしまいました。
そして、先週末に2回目の政府による為替介入が行われました、
1ドル=151円をつけていたタイミングで、為替の介入を行ったおかげで、1ドル=146円まで円高にシフトしております!!
先月の為替介入時には「介入は意味が無い」とお伝えしました。
しかし、今回の為替介入は、先月とは若干違う状況と私は考えております。
今回の記事のポイント
今回の為替介入で、今後の為替相場はどのように推移していくと考えられるか?またその推移を予想する理由をポストしていきたいと思います。
今回の政府による為替介入は約2兆8千億円!?
先月、政府が介入したタイミングは9月に安値をつけた1ドル=146円の時でした。
歴史的な為替介入もむなしく、すぐに為替介入当時のレート(1ドル=146円)まで円安が進みました。
そして、為替介入当時どころか、あれよあれよと言う間に『1ドル=150円』まできました…。
参考
ニュースでは、1ドル=150円で、2回目の政府による為替介入が考えられると思っていたのですが、まったく介入はされず、結局のところ、1ドル=151円90銭のところでの介入となりました。
日本政府の勝手な為替介入ではなく、米国とも調整を行ったうえで為替介入に踏み切ったようなので、ある程度、米国との調整を踏まえたうえでの為替介入であると思われます、
そして、今回の為替介入額は2兆8千億円と言われてます
為替介入後は、一時、7円以上も円高にシフトし、若干ではあるものの市場関係者に緊張感が高まっております。
円安の背景にあるのは日米の金利差
先日もお話したとおり、今回の円安がここまで進んでいるのは日米の金利差です。
まだまだ、ピークアウトしない米国の物価上昇をうけ、FRBが物価の安定を目指すため金融引き締めを行っており、歴史的な金融緩和が続く日本と歴史的な金融引き締めを行う米国の『金利差』により、円を売ってドルを買う!投資家の動きから、今の円安に歯止めがかからない状況となっております。
円安の影響により、
- 貿易の収支が11兆75億円の赤字
- 31年ぶりの3.0%の物価上昇
など、すでに生活市民の我々に様々な影響がでてきております。
今の円安を止めるには『米国の物価の沈静化』そして『FRBの金融緩和』がどこまで進むのかが焦点となりそうです。
ついに発表された米国FRBによる金融緩和のニュース
そして、止まらない金融引き締め(利上げ)について、ついに緩和する動きが出てきました!
先週末に「じっちゃま」「後藤達也 氏」がリツイートしていたウォールストリートジャーナルの記事です。
11月のFOMCは、すでに75bpの利上げを行うことを公表しており、市場にも織り込まれているのですが焦点は12月……。
ポイント
今までは12月の利上げ幅が75bpが濃厚と言われていたのですが、「減速するべきか否か」を議論する可能性があるとのことです。
このニュースは、株価上昇の切り札になるだけでなく、日米金利差にもある程度の拍車がかかることとなりますので、もしかすると、円安のトレンドも徐々に収まってくるのではないかということです。
しかし、米国が利上げを行うと日米間の金利差は広がってしまうのも事実。
今までのように急激な円安にシフトはしないまでも、今後は1ドル=150円を境に為替が行き来すると踏んでおります