決算情報

アリババ・シャオミが出資する「シャオペン(Xpeng、小鵬汽車)」 第2四半期決算発表!

皆さんこんにちは!

先日、個人投資家からの注目が高いNIOの第2Q決算を
プレビューさせて頂きました!

中国EVメーカーの先駆者といえるシャオペン(XPEV)は、
NIOやリ・オートと一緒にEV業界の注目を浴びており、
中国国内ではNIOの次に位置する2番手の企業と言われております。

▽【最新】2021年3Q(7~9月)シャオペン(Xpeng Inc)の決算も更新しました▽

企業を知らない方のためにご紹介させていただくと、

シャオペン会社概要
  • シャオペン(Xpeng Inc)はスマート電気自動車の設計・開発・製造・販売を行う中国の会社。主要製品は「G3」の名前のスポーツユーティリティ車のタイプと「P7」の名前の4つのドアスポーツセダンのタイプの2種で車両製品を販売。その他過給サービス、メンテナンスサービス、配車サービス、車両リースサービスなどサービスをクライアントに提供しています

公式HPはこちら(※画像をクリックしても遷移します)

因みに、中国V企業の3社は中国の大手企業から出資をうけており、

となります。

出資元は中国国内でも世界的にも有名な企業で、
潤沢な資金を持っている企業がバックについているからこそ、
ここまでEV各企業が研究開発費などの投資がどんどん出来るんだとおもいます!

 

■2021年4-6月シャオペンの決算

早速、8/26(木)に発表された
シャオペンの決算を見ていきましょう。

2021年第2四半期決算結果

売上:5.82億$(予想:5.15億$)
EPS:-0.21.$(予想:-0.25$)
納入台数:17,398台

売上高は前年同期比6.4倍という驚異の伸長率となり、
4~6月期の新車販売台数は前年同期比5.4倍となります!
先日のNIOの新車販売台数の伸長が前年同年期比112%となっておりましたので、
とんでもない成長率となっておりますね!

ただ、最終損益は11億9460万元(約1.8億$)の赤字となり、
赤字額は前年同期1億4600万元(約0.2億$)から広がった形となります。

赤字の拡大の主な要因は研究開発費や販管費が膨らんだ形となりますが、
シャオペンもNIOのようなグロース・新興企業となりますので、
利益ではなく、売上が重要視されていきます。

今は、赤字でもとにかく研究投資を行い、
近い未来に向けた基盤作りを行うというところでしょうか。

 

シャオペンの今後

決算のなかで、シャオペンのCEOは、
21年10~12月期には月間の販売台数は1万5000台に達する見込みと説明しております。

生産面でもどんどん拡大しており、広東省にあるEV工場の増築に着工中となり、
将来的に年間の生産能力を現在の倍となる20万台に引き上げる計画となっているようです。

米Teslaなどは、半導体の影響で生産販売台数の懸念が予想されておりますが、
まだ生産台数がさほど多いとはいえないシャオペンにとっては、
半導体が不足していても調整がしやすいレベルとの事です!

因みに、3Qのガイダンスは以下を想定しております。

・売上高:7.34億$(予想:6.24億$)
・納車台数:21,500~22,500台

NIOと同様、今後も継続的な売上の伸びが期待できますが、
株価はというと、中国当局の規制により、
出資元であるアリババ・テンセントが軒並み株安が続いております。

その影響もあってか、シャオペンをはじめ、
NIOもリ・オートも大きく上がってきておりません。

長期的には伸びていく企業として期待できますが、
中国リスクが潜んでいる状況では、大きな買いを検討するのは難しいことが想定されます!

皆さんも、中国リスクも検討しながら、投資判断をしていただければと思います!

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