マーケット動向

ジャクソンホール終了!年内のテーパリング開始と次の注目イベント

皆さんこんにちは!

ついに、世界の投資家が注目していた
経済シンポジウムの【ジャクソンホール会議】が終了しました。

アメリカの今後の株式市場を左右する
FRBパウエル議長の発言が注目されがちですが、
じつは、パウエル議長以外にも
金融界で著名な方が参加して講演されておりました。

そもそも、ジャクソンホールとは、
中央銀行関係者や経済学者が参加して、
世界の経済や金融政策を議論する経済シンポジウムです。

もともとは経済に対しての小さな勉強会・講演会の位置づけだったのですが、
中銀首脳が金融政策の変更を示唆した経緯があり、市場の注目度が高まり、
今回もパウエル議長の発言に注目が集まっております。

早速、インターネットニュース・YOUTUBEでも
パウエル議長の発言が注目されておりますが、
パウエル議長の発言だけではなく、大学教授や元FRB幹部による
金融政策などをテーマにした講演・討論も行われております。

ジャクソンホール会議でのパウエル議長の発表

では、注目のパウエル議長はジャクソンホール会議で、
どのような発言があったのでしょうか?

注目の部分は、以下2点となります。

  1. テーパリング(量的緩和縮小)は年内開始
  2. 利上げは予定している来年下半期で開始

の2点が注目ではないでしょうか。

まず、
テーパリング(量的緩和縮小)に関しては、
具体的には、11月から着手(発表・開始)すると想定されております

理由としては、FOMCの会合が9月・11月となり、
会合のなかで発表したいと考えているFRBなので、
現実的に11月の開始が現実的ということです。

2点目の利上げ時期に関してです。
テーパリングが終了したタイミングで、
利上げが行われるというニュース報道がありますが、
パウエル議長はジャクソンホールの会合の場で、
『テーパリング終了後も、直ぐには利上げを行わない』
ということで発表がありました。

一番の注目はテーパリングの開始時期だったと思いますが、
テーパリングについては「年内開始が適切」との考えを示した。

まだまだ、デルタ株の不安が残るなかで、
感染者の急増により、経済の進展や経済重要指数の変更があれば、
予定しているイベント時期も変更する可能性はありますが、
一旦、投資家が不安視していたいテーパリング要素は払拭されたと考えております。

そのおかげでアメリカ株価指数は最高値!
波乱もなく、パウエル議長はうまく乗り越えましたね。

次回の注目は、9/3(金)に発表される雇用統計ですね!

8月の結果が80万人~100万人程度がベストですね!
雇用統計の改善がしっかりと回復していることを願います!!

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