今週のFOMC発表から米国市場が急落してます。
0.75%の利上げはまぬがれましたが、
今後の方向性が定まらず株式市場全体が混乱してますね。
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株式市場の格言にもあるように【Sell in May】の5月にも入った為、さらに不安がいっぱいです。
Sell in May, and go away; don’t come back until St Leger day. 5月に売って、9月第2土曜日まで戻って来るな
ただ、それでも株を買いたい!!
という方に、今後、買いやすくなる優良銘柄をご紹介できればと思います!
今回は、2022年以内に株式分割(予定含)を行う企業をピックアップします。
既に、株式分割を発表している企業は以下となります。
株式分割予定の代表的な企業
テスラ(TSLA)、グーグル(GOGOG)、アマゾン(AMZN)、ショッピファイ(SHOP)など
株式分割とは何なのか?
そもそも、株式分割を説明しておくと、
株式分割を行うメリット・デメリットはどんなんがあるん?
それぞれ、メリット・デメリットを調べてみると、
株式分割のメリット
- 1株の株価が下がることで、株が買いやすくなる。
- 発行株式数が増えることで、市場の流動性を高め、株価が上昇しやすくなる
- 株価が上昇することで、時価総額もあがり配当金も増える
- 売買の自由同が増す
株式分割のデメリット
- 株式数が増えることで株主数が増加する
- 業績向上が伴わないまま時価総額の上昇を招き、投機的な投資家が増加するおそれがある
- 株主総会の開催や分割後の登記などの事務作業が増える
などが挙げられます。
総合的にみて、株式分割は投資家にとってポジティブに働くのではないかとおもいます。
グーグル・テスラも株式分割を予定
じゃあ、株式分割をする企業をおしえて!
株式分割を行うタイミングはそれぞれですが、2022年中に実施すると言われてる企業の情報をまとめました。
1.テスラ(TSLA)
イーロ・マスクが率いるEVメーカーのテスラ。
Twitterの買収報道で、すでにほとんどの方が知ってる企業になりましたが、
2020年に続き、2度目の株式分割を行うことが決まってます。
どの程度の分割になるかは未定で、今後の株主総会を通じて承認を得ていくという事です。
2.グーグル(GOOG)
前々回の決算発表のタイミングで、グーグルの親会社アルファベットは、1対20の株式分割のサプライズ発表がありました。
前回の決算をミスしてしまった為、株価は下落しておりますが、
それでも1株 2.280ドル(約30万円)は、個人投資家にとっては手が出しにくい価格です。
高単価である株価が、7月に20分割されるという事であれば、
1株あたりの価格が劇的に下がり、小口投資家にとっては魅力的な銘柄になります。
3.アマゾン(AMZN)
アマゾンもアルファベット同様、1対20の株式分割を5月に予定しております。
アマゾンの株式分割は23年ぶりとなり、1株あたりの単価を下げる事で、投資家に魅力的んと感じて頂けるようになると思います。
ただ、前回の決算でボロボロの内容を見せられてしまうと少し疑問が残る株式分割ですね、
4.ショッピファイ(SHOP)
電子商取引(EC)サイト構築ショッピファイ。
アマゾン同様、コロナの終焉により業績に大きな影響を受けております。
1株1.000ドルを超えていた時もありましたが、現在の株価は【1株=426ドル】。
年初来69%の大暴落となっております。。。。
このショッピファイも6月に1対10の株式分割を発表しました。
それ以外の企業では、ゲームストップなどが発表しております。
各企業の株式分割の狙いと注意が必要な銘柄
『株式分割は、投資家にとって買い』ってことは、全て買ってOKなん?
株式分割をおこなうことは、『投資家にとって買い』ということをお話させて頂きました。
しかし、株式分割を行うからといって全ての銘柄がOKというわけではありません!
とくに注意しなければいけないと感じる銘柄は以下の2つのです。
注意が必要な銘柄
- アマゾン(AMZN)
- ショッピファイ(SHOP)
この2つの銘柄には注意が必要と考えております。
理由は前回の決算を受け見通しが悪いからです!
@takuma_kakehiさんのTwitterから抜粋させて頂いております!
アマゾン $AMZN 22Q1決算:
🔽調整後EPS $7.38 (予想 $8.36)
▶️売上 $1164.4億 (予想 $1163.0億)
🔽来期売上予測 $1160〜1210億 (予想 $1255億)
🔼AWS売上 $184.4億 (予想 $182.7億)$RIVN の評価額減で会計上$38億の損失。売上前年比7%成長は01年以降最低。来期の成長率は更に下を予測。株価は約-10%。 pic.twitter.com/gbB0NwPA0s— Takuma (@takuma_kakehi) April 28, 2022
ショッピファイ $SHOP 22Q1決算:
🔽EPS $0.20 (予想 $0.63)
🔽売上 $12.0億 (予想 $12.4億) YoY+21%
🔽GMV $431億 YoY+16% (21Q4はYoY+32%)
旅行支出増やコロナ特需の反動で、22年半年は売上成長鈍化と見る。大手Eコマースに流通ソリューションを提供するDeliverrを$21億で買収。株価は約17%下落。 pic.twitter.com/6Fqt1AaGRF— Takuma (@takuma_kakehi) May 5, 2022
このままの見通しで業績が推移してしまうと、
株式分割のデメリットである
業績向上が伴わないまま時価総額の上昇を招き、投機的な投資家が増加する
これが該当してしまう可能性があり、更に株価が下落するかもしれません!!
じゃあ、株式分割で良いと思う銘柄はなんなの?
個人的な意見としては、グーグル(GOOG)です!
理由としては、今回の株式分割でダウ平均の組入れ銘柄に入る可能性があるからです!!
ダウ工業指数は構成銘柄株価の単純平均指数が銘柄の選定基準になっているのですが、
グーグルの場合、株価が高すぎてダウ工業指数に入れなかったと言われておりますが、
今回、グーグルの株式分割を行えば、1株=約150ドル程度で売買が可能です!!
ダウ工業指数に組み入れられることになれば、ダウに準ずるインデックス指数に組み入れられる事となる為、
間違いなく、株価は更に上昇していくことが見込まれます!