皆さんこんにちは!
9月に第1号の市販車が出荷されたEVスタートアップメーカーのリヴィアン(Rivian)。
量産を開始するのはテスラに次いで2社目となります。
日本では全く馴染みのない企業ではありますが、
2021年の超大型のIPOになる可能性があり大きな注目を集めつつあります。
富裕層による利用を想定した「ラグジュアリートラック」として環境性能や自動運転技術を導入し、
「R1T」(ピックアップトラック)と「R1S」(SUV)を中心に事業を展開しております。
アメリカでは日本と比べると土地が広いということもあり、
荷物の運搬が用意なピックアップトラックやSUVが自家用車として利用されるケースが多いようです。
既に2021年の納車分は全て完売となっており。
ユーザーは2022年まで待たないと
同社の車両を購入することが出来ないと言われております。
リヴィアンが大きな注目を集める理由の1つとして、
アメリカの超巨大企業である『アマゾン』『フォード・モーター』の他、
『ブラックロック』『フィデリティ』『ティー・ロウ・プライス』から資金援助を受けており、
その評価額は約800億ドル(約8兆円)と言われてます。
▽テスラ(Tesla)との比較▽
テスラが株式上場を行った2019年時の評価額は約20億ドル(約2200億円)
リヴィアンのIPOが今の時価総額で実現すればテスラ上場時の40倍に達します!
現在は、2021年下半期にIPOを実現すべく着々と準備を進めているようです。
このIPOが実現すれば、自動車業界に大激変が起こることは間違いなく、
将来、リビアンが自動車業界を牽引する存在になる可能性もありますね。
EV開発には多額の資金が必要となりますが、
リヴィアンのEV開発がここまで実現できたのは
アマゾンやフォードからの大型の資金調達といっても過言ではありません。
何故、アマゾンやフォードは大型の投資を行うのかというと、
それぞれ、企業としてのビジョンに向けて必要であるからです。
まず、アマゾンは企業として発表しているビジョンで、
2040年までに事業全体のCO2削減を実質ゼロにする事を示しております。
その一環として、荷物の配送網に電気自動車を採用する事が必須であります。
また、音声アシスタント「アレクサ(Alexa)」をリヴィアンに搭載し、
空調やトランク開閉といった自動車の操作を行うようにする計画だ。
フォードとしても、ビジネス戦略パートナーを締結しており、
自社ブランドのEVを開発するための技術を流用出来るという事で、
大型の投資を実施していると言われております。
新興メーカーのニコラやローズタウン・モーターズで
技術の虚偽説明や予約台数の水増しが発覚するなど、
会社の説明に実態が伴わないケースも目立っております。
リヴィアンが量産化を実現することで、
これから米国のEV市場の競争が本格化される事が予想されます。