昨夜、FOMC会合の会議で、パウエル議長から利上げの発表がありました。
従来の予想通り、0.25ポイントの利上げで確定し、ようやく3月に1回目の利上げが実施されます。
かれこれ、2021年から利上げの議題が挙がっておりましたので...長かったですね...
2022年度中は、今回のFOMC含め、残り6回の会合全て(全部で7回)の利上げを実施するという発言も出ておりました。
.....ノーサプライズでしたね!
既に大方の予想通りのシナリオで進んでいくことが確認できましたので、
結果的に、NTダウ・SP500・NASDAQ・ビットコインも軒並み揃って上昇となりました。
利上げを行うのは2018年12月以来となります。
市場は織り込み済だとはいえ、このままずっと株価が上昇するとは限りません。
その理由として
『金利上昇に伴い、米国市場のリセッション入り』
が示唆されているからです。
【金利が上昇する=企業は不要なお金を払う必要がある】
それに伴い、企業の設備投資や人件費の圧縮が余儀なくされ、米国の景気後退に繋がるからです。
FRBパウエル議長は、米国株は力強い経済の下支えがある為、インフレ抑制を優先し利上げを実施しました。
しかし、外部の経済成長率を確認すると2021年の経済成長率を5.6%ととなりましたが、
2022年は4.0%の経済成長、2023年は2.6%となります。
長期的には経済は成長すると予想されておりますが、
中期的な目線でみると、成長率の鈍化という心配な未来が待っていそうです。