円安が加速してます。
1ドル=130円が視野に入ってきました。
円安は、日本経済にとってマイナスと言われており、我々の生活にも悪い影響を及ぼします。
為替の力は、その国の「経済」「政治」「成長力」「国際的信用」にもつながります。
つまりは円安になると我が国日本の国力も落ちるということです。
円安が進む原因は何なのか、円安が進む事で私達の生活にどのような影響が起きるのか?
ここまでニュースになっている理由を解釈してみました。
今後、円安はどこまで続くのか?も含めて紹介できればと思います。
円安はどこまで進み、いつまで続くのか
では、何故、急激な円安が起こっているのか?
原因を探っていきたいと思います。
円安が進んでいる原因としては大きく2つ
①:アメリカと日本の金利差
アメリカはコロナのタイミングで、経済成長を止めない為に大規模な金融緩和策を行ってきましたが、
コロナが終焉を迎えると同時に、インフレのピークを迎え、大幅な利上げ(金利の上昇)に向け動いております。
金利が高い国にお金を預ければ、それだけお金が増えるという事。つまり【金利が高い国の国債が魅力】という事で、
お金を預けても全く増えない日本の「円」より金利が高いアメリカの「ドル」に資金が集まってる。
➁:ロシア・ウクライナ問題
日本はエネルギーなどの資源を全く持ちません。
その中で、原油・エネルギーを海外から頼らざるを得ない状況の中、
資源が無く、魅力の無い日本の「円」より、資源が豊富な海外の通貨を買う動きが広まっている!
といった事のようで、この結果、円の価値が下がり、円安に繋がっているという事ですね。
悪い円安とは?
先日、鈴木財務相がこんな発言をしておりました。
「円安で輸入品等が高騰しているが、それに応じて価格に十分転嫁できないとか、
買う方でも賃金がそれを補うようなところに伸びていない環境で
『悪い円安』ということが言えるのではないか?
更に、4月14日には欧州中央銀行(ECB)が金融政策会合を開催し、
今回は金利据え置きとなりましたが、今後は量的緩和縮小を続け、場合によっては利上げを視野に入れると見解が示されました。
対ドルだけではなく、対ユーロに対しても、今後円安が進む可能性があります。
円安のメリット・デメリット、生活面・投資の打撃
円安になる事で経済面も生活面もメリット・デメリットは発生します。
円安によるメリットは自動車などの輸出企業に大きいです。
円安であれば海外市場における自社製品の価格競争力が高まるため、業績が良くなる傾向があります。
自動車関連では、TOYOTA・日産・HONDAなどがピックアップされますね。
今、トヨタの株価は上昇している事が見て取れます。
円安による一番のデメリットは輸入価格の上昇です!!
輸入に頼っている原材料やエネルギーの価格が高騰するため、様々な商品の価格が高騰する要因となります。
これから更に円安が進み、物価高に拍車がかかれば、
外食や小売り業界の企業収益や家計も圧迫されると日本の景気減速に繋がる可能性もございます。
景気が悪くなってしまうと元も子もないんですがね。。。
円安はいつまで続くか?
さて、最後に「円安」はいつまで続くのか?という事です。
色々と情報収集を行った所、ピークは5月3日・4日のFOMCとなりそうです。
今回の原因は、あくまで米国と日本の金利緩和の差の問題。
5月のFOMCでパウエル議長からの発言で大幅利上げと量的引き締めが決まると、材料の出尽くし感があると考えられます。
今回、5月で大幅な利上げを発表するFRBの内容の後に一時ピークを迎え、その後、円安が収まる事が想定されているようです。
ただ、どんどん価値が下がる「円」を持っているより、米国株などの海外の資産に投資を行うのが賢明な判断だと思います!!!