久々のブログ更新となってしまいました。
実は、本業である仕事が忙しく更新が止まってしまっておりました。
確かに言い訳はダメですね!
心機一転、また更新を頑張っていきたいと思います!!
さて、9月13日(米国時間)に米国労働省から『8月の消費者物価指数(CPI)』が発表されましたね。
7月と比較すると、やや上昇という結果となり予想以上に悪い結果だったな〜という印象を受けました。
特に、エネルギーと食料品を除いた『コア指数』は6.3%の上昇となり、7月の5.9%から上昇した事もあり、米国市場は一気に下落となりましたね。
▽参考 7月CPIの結果は高止まり
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2022年7月のCPIは下落も物価の高止まり続く
8月10日(米国時間)に、米国労働省から『7月の消費者物価指数(CPI)』が発表されましたね。 結果はコア指数ともに民間予想を下回り、米国市場は ...
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7月のCPI発表後は、物価高の頭打ち感があり、株価は揃って上昇という形となりました。
ですが、今回の発表で物価高は継続されてる事が明確になりましたね!
まさに「CPIショック」です!
今回の投稿では、発表された8月CPIの詳細を含め、今後の利上げ率に関する個人的な予想もお伝えできればと思います。
8月CPIは前年比8.3%の上昇!記録的な水準続く
では、早速、9月13に発表された8月のCPI(消費者物価指数)を確認していきます。
8月消費者物価指数
- 予想:8.0%
- 結果:8.3%
今回発表されたCPIは8.3%の上昇となり、前月からは減速したものの民間予想の8.0%を大きく上回った結果となりました!
CPIの結果をうけ米国の物価は高止まりしていることが分かりますね....。
冒頭でも軽く触れましたが、個人的に危惧しているのは、『コア指数』の結果です。変動の大きいエネルギーと食料品を除いたコア指数は6.3%の上昇(予想6.0%)と予想を大きく上回りました。
前月のコア指数が5.9%であった為、インフレはまだまだ上昇傾向にあることが分かります。
品目別に見ていきます!
品目別上昇率
- ガソリン:25.6%上昇(前月44.0%上昇)
- 食料品:11.4%上昇(前月10.9%上昇)
- サービス:6.1%上昇(前月5.5%上昇)
- 住居費:6.2%上昇(前月5.7%上昇)
- 家庭用食品:13.5%上昇(前月13.1%上昇)
少し前まで問題視されていたガソリン価格は、一通り落ち着きを見せておりますが、家庭用食品などの品目が大きな上昇を維持してる事がわかりますね。
また、物価全体の3割程度を占める「住居費」は6.2%と物価全体の上昇に寄与したことが言えます。
ネガティブと感じた点をまとめると、
- 食料品は4か月連続の2桁台の伸び
- サービス価格も急上昇
- 住居費の伸びも加速
インフレの長期化が示唆される結果となりました!
以前までの物価上昇傾向は変動率が大きいガソリン価格・食料品の上昇が大きな要因ではあったもの、徐々に一般家庭にダイレクトに影響する品目が上昇している、
といった結果となりましたね。
どうなる9月FOMCの利上げ予想
では、今回のCPIの結果をうけて気になるのは9月に開催されるFOMCで発表される「利上げ」
インフレ抑制を防ぐためにFRBが行うことは「金融政策」の実施です!
9月のFOOMCの開催は9月20、21日の2日間となり、FOMCが開催されるまでは、どの程度の利上げ幅になるのかが注目の的だと思います!
7月のCPI発表後は、政策金利引き上げ幅が75bp→50bpに縮まるのではないか?という声が大きかったものの、今回のCPI発表を受け、利上げ幅は大きく上昇するのではないか!?という声が大きくなっております!
ポイント
今月発表される利上げ幅は、75bpはおろかそれを超える100bpの利上げ上昇も可能性としては出ているという事です。
前回のジャクソンホール会議でパウエル議長は、
「インフレを抑制するまで戦い続ける」
と発言しておりましたが、今回の消費者物価指数の発表をうけどのような答えを出すのか!
世界中から大きな注目を集めております。
私は先月と変わらず、3会合連続の75bpと予想しております!
仕込み時は9月末〜10月上旬となりそうですね!