クレジット決済大手の決算発表がありました!
世界No.1を争うカード決済会社のビザ【V】とマスターカード【MA】の決算です。
アメリカン・エキスプレス【AXP】も投稿しようと思ったのですが、ビザ【V】とマスターカード【MA】を比べると業態範囲も広いため、今回は2つの銘柄をピックアップしたいと思います。
ビザとマスターカードは、常にアナリスト予想を超える決算を出してきます。
株式市場の中では「優等生」の位置づけとなりますでしょうか。
景気減速・インフレが叫ばれるなかでどのような決算を発表したのでしょうか。
2銘柄ともにアナリスト予想を超えてくる決算を発表。売上成長率も昨対比(YoY)10%超え。まさに優等生らしい決算を発表しました。今後も伸び続けるカード決済事業は、NISAなどの非課税枠を活用して長期保有しておきたい銘柄候補になると考えてます!
2022年 10月~12月期 決算
ビザ【V】・マスターカード【MA】がどのような決算を発表したかみていきます。
両社ともに一言でいうと『個人消費が堅調で増収増益』の結果となります。
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『景気減速』『インフレ』などの市場環境もありましたが、難なく決算クリアといった所です。
コロナからも需要が回復しており、旅行や買い物といった需要が増えたことで収益も伸びた形となりましたね。
ただ、錯体成長率と比較すると物足りないものはあります。
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今までは前年同期比20%前後で推移していたにも関わらず、今回は10%ちょっとの成長です。
いくらコロナから消費が戻ってきたとはいえ、歴史的な高水準にあるインフレが個人消費の足かせになり始めてる可能性は否定できません。さらにマスターカードの決算発表時によると2023年の1月~3月は前年成長率は1ケタ台後半にとどまる見込みと言われております。
- ロシア国内からの事業撤退
- 旅行需要の減速
このような影響が2023年以降の決算にマイナスとなる可能性があり、2023年は厳しい年になる可能性もあります。
今後も成長を続けるクレジットカード市場
景気減速が懸念されますが、クレジットカード市場は今後も伸び続けると予想されてます。
日本市場だけでも今後の市場は年約10%程度の市場規模の拡大が見込まれてます!
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人口減少が進む日本でも市場の拡大が見込まれているから驚きです!
日本に関しては、政府主導によるキャッシュレス化の推進があり、より決済環境の整備が進み、消費に占めるキャッシュレス決済が高まるという特需要因があります。
このキャッシュレス決済はVISAやマスターカードが必ず入ってます。
世界中どこでも通用するクレジットカードブランドは、既に経済インフラの一つとなっており生活には必然で欠かせない事が分かります。
さらに世界の人口はこれからも増え続ける事が予想されてます。人口が増えればクレジットカードを使う人も増える=業績も上がることは手に取るように分かりますね!
今後も『長期的に保有したい銘柄』という事です!
まとめ
今回はビザ【V】とマスターカード【MA】から発表された決算を振り返りました。
さすがバフェットに認められた銘柄だなと感心する優等生ぶりです!
2023年以降は景気減速と同時に今までの成長スピードからは鈍化してしまう可能性がありますが、景気が戻ってくればまだまだ順調に成長する銘柄でもあります。
現在、ビザ【V】とマスターカード【MA】は、密かに最高値圏内をウロウロしております。
GAFAMなどのテクノロジー企業だけに目を向けるのではなく、しっかりと決算を外さない銘柄にも注目を頂き投資先を検討頂く事をおススメします。