少し遅くなってしまいましたが、先週末に発表された米国雇用統計。
今回、市場が予想していたよりやや強い数値が確認されましたね。
- 景気減速
などの話は挙がるものの、思った以上にアメリカの景気は強いみたいですね。
さて、今更感が否めませんが先週末に発表された雇用統計の結果を見ていきたいと思います。
2023年5月の雇用統計は想像以上に強い数値に
さて、先週末に発表された雇用統計ですが想像以上に数値になりました。
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5月雇用者数の33.9万人の伸びという数字も凄いですし、4月も上方修正がされ29.0万人でした。
5月の予想値は+18.0万人でしたので、想像以上に「アメリカの景気は良い」という事でしょうか。
インフレの要因とも言われている「平均時給の伸び」も鈍化しているなかではありますが、予想を下回ったという事で、いくらかホッとさせる内容でもあったという事ですね。
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雇用統計は強いという印象がほとんどではありますが、一部数字には陰りも見えております。
しかし、まだまだ安心できる数値ではなく、アメリカの景気は強いという事になります!
次回FOMCの利上げは?
さて、次回は6月12日~13日(米国時間)に開催されるFOMC。
市場がどういう金融政策をこれから取ってくるのかという予想なんですが。。
6月は利上げを一時停止!
今日時点で「利上げなし」と予想する人の方が6割を占めている状況です。
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はい。一時は利下げするだろうという予測も出ていたのですが、今回の雇用統計などを見ていると景気が予想以上に強いという事もあり、一旦は「金利据え置き」で動くのではないかという予想です。
雇用統計以外の数字は予想より悪い(景気が悪い)数値が出てますからね。
FRBとしても、市場が6月据え置きで織り込み始めているので、今更サプライズが出来ないんじゃないかと思います!
ただ油断は禁物です!
つい先ほど、カナダ中銀もサプライズ利上げを発表しました!昨日はオーストラリア中銀でもサプライズ利上げがありましたからね!
アメリカの金融政策にも影響がありそうです!