先週末に発表された【3月 米雇用統計】
- 雇用者数
- 失業率
- 平均時給
はともに予想を下回ったものの、無難で予想通りの結果なイメージですね..。
次回5月のFOMC最後の雇用統計の発表となりましたが、やはり米国経済って底堅いですね!
株式市場にとってはなかなか良い方向にいってくれません!
爆発的に伸びていた昨年夏頃を考えると徐々に収まってきておりますが、まだまだ高いインフレが続いてるという事が分かります。
- 5月に開催されるFOMC最後の雇用統計発表
- 労働需要が底堅く、年初からの雇用者の増加幅は合計100万人超。
- 労働市場が強く、インフレも高止まり。5月のFOMCは0.25ポイントの利上げ
米 3月雇用統計は市場予想を下回る結果に
4月7日(金)にアメリカの3月雇用統計が発表されました。
景気動向を反映する非農業部門の就業者数は前月比23.6万人増となり、市場予想の24.0万人を下回る結果となりました。
※クリックすると拡大します
最近の雇用統計で特に注目される「平均時給」
インフレ(物価上昇)に大きな影響を与える数値として注目されており、こちらも4.2%増と前月よりは縮小したものの、インフレ圧力は依然に強い事が数値で示されてます。
※クリックすると拡大します
昨年からインフレ抑制に向けて積極的な利上げをFRBが行っており、約1年が経過しておりますが、いまだに労働市場は堅調に推移してますね。
- SBV銀行の破綻
- シグネチャー・バンクの破綻
どちらも歴史的な金利上昇をきっかけに始まった金融システムの不安ですが、まだまだ米経済全体にはそこまで大きな影響は無いようですね。
5月のFOMCで利上げ打ち止めになるか!?
雇用統計発表前には5月のFOMCでは「利上げ据え置き」の見方が大半でした。
しかし、強い雇用が発表された今回、5月の利上げは0.25ポイントの利上げとなる事が現実味を帯びてきました。
雇用統計発表後、0.25ポイントの利上げ確率が約76%となってます….。
GAFAMなどの大手IT企業が続々とレイオフを行うなか景気の鈍化が警戒されている一方、まだまだ株式市場にとっては厳しい相場が続きそうな感じですね!
5月FOMCの利上げが終われば、今後は金利据え置きとなるでしょう!
利下げを行うまで我慢の時期が続くかもしれませんが、引き続き経済は成長しますのでしっかりと投資は行っていきましょう!