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- 日本の参議院総選挙
- 中国の全人代(開催予定)
- 米国の中間選挙
2022年は世界の先進国で、国の政権の行方を決める重要な選挙が多く実施されます(ました)。
その中でも、私にとって重要なイベントは「米国の中間選挙」です。
ポイント
「米国中間選挙」が開催されるのが今年の11月。果たして結果はどうなるのでしょう?そして、中間選挙は米国株にとって、どのように影響があるのか?過去の振り返りとともに解説していきたいと思います。
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11月に開催されるアメリカ中間選挙
米国の大統領選挙は4年に1度開催されます。2020年にはトランプ大統領とバイデン大統領が争い、バイデン大統領が勝利し今に至りますね。
中間選挙とは?
大統領職(任期4年)の中間(2年目)のタイミングで開催される選挙であることから「中間選挙」と呼ばれてます
今回の選挙では、アメリカの上院議席の3分の1(2022年選挙は100議席中34議席)、下院の全議席(435議席)が改選されます。
この議席数の確保を目指し、民主党と共和党が戦う構図です。
自分が所属する党の議席数が減ると、法案が通らない、結果が出ないと2024年の大統領選挙に負ける、という最大のピンチになるという事です。
中間選挙と米国株の関係
では、中間選挙と米国株の市場は関係あるのか、という所ですが、、
基本的には、中間選挙では現職の大統領が議席数を減らす事が一般的でした。
ロジックは特に無いのですが、過去の経験値では様々なアノマリーがあります。
参考
今までの中間選挙では、現職の大統領が所属する政党の議席数を減らすことで、推進力が無くなることから政治を推進する事も出来なくなってしまい、経済も活性化されないという理由から、株価は過去の平均騰落率より低いデータが出ております。
中間選挙の1年の騰落率は約+4%
過去30年の歴史から、騰落率もまとめてみました。
米国の過去30年のSP500の歴史では、1年間の平均騰落率が約10%と言われておりますので、中間選挙の年は圧倒的に株価騰落率が低いことが分かります。
大統領選挙と米国市場のアノマリーは?
米国選挙を控えるアメリカでは、どのタイミングであれば、株価が上がりやすいのかというと『米国選挙の前年』と言われてます。
(S&P500指数)の年間騰落率をみると、大統領選挙の前年の平均騰落率は約19%%と平均の+10.7%を上回っています。
現職の大統領が、ここぞとばかりに現職の結果をアピールする為、大規模な法案を通し、経済の活性化を狙うためで。
大規模な法案を通す=景気も良くなる、という事で株価が暴騰するという訳ですね!!
実は前回の大統領選挙の前年にあたる2019年もNYダウは約20%の上昇率でアノマリー通りの結果となりました。
大統領選に標準を合わせて景気刺激策を打ち出すことから、将来の好景気を先取りする形で株価が上昇すようですね。
ただ、今までの経験値の観測でしか図ることができないアノマリーですので、懸念されている『景気後退』『インフレ上昇』などを考えると、少し不安な展開になる可能性もありそうですね。
長期的にみて、今は仕込み時なのかもしれません!
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