皆さんこんにちは!
速報というわけではありませんが、
現在、株価が下落しているアリババ(BABA)の
最新の決算や最近のニュースを確認したいと思います。
日本ではお盆前となりますが、
8月3日に中国ITの巨人アリババ(BABA)の決算発表がありました。
決算ポイントを押さえておくと、
1.EPSはクリアしたが売上は予想を下回る
2.中国電子商取引市場でのシェア低下
3.BtoBクラウド部門の成長が微妙
4.自社株買い戻しプログラムを当初の1.5倍規模に拡大
5.何より、中国当局の規制が影響している
早速、発表された数値をみていくと
□第1四半期(4-6月)決算
・売上:2057億元(予想:2094億元)
・EPS:2.57$(予想:2.24$)
となりました。
純損益は451億元の黒字と
独占禁止法違反による記録的な罰金で
赤字であった前四半期からは回復となりました。
売上高減少の理由として、競合他社であるJDドット・コムやピンドゥオドゥオとの競争激化や、
新型コロナウイルスの行動規制緩和に伴った実店舗での支出が増えたことが影響したと考えられます。
行動規制緩和という部分では、
先日の決算をミスったAmazonと一緒のような気がしてます。
今後、EC系の事業をメインに展開している企業は、
コロナ回復に伴って業績や見通しが厳しいことが想定されますね...
また、BtoB企業のクラウド部門も、
GAFAMの一角であるマイクロソフト・Gogleと比較すると、
大きく成長していない部分も投資家から嫌気さされたのでしょうか...!?
売上をミスしてしまったところは痛いところですが、
個人的には決算後に出てしまったネガティブニュースも
株価に大きく影響していると思われます。
出張同行を命じられた女性社員が
取引先の男性にハラスメント行為をされたものの、
男性上司は黙認し、訴えた女性に対して人事部ももみ消そうとした、というニュースです。
これは、会社としてのモラルが問われてしまいますね。
決算後から株価は続落中です。
関係した男性上司や人事の最高責任者・事業責任者は解雇されたようですが、
オリンピックやコロナを上回る重大なニュースとなってしまったようなので、
投資家からは決算ミスの他、企業としてのモラルを疑い、
株価は続落していると考えられます。
これはいけませんね...
アリババの株価下落にともない、今は買い場と言われております。
ゆくゆくは株価も戻ってくることが予想されておりますが、
もう少し、辛抱強く我慢することが必要だとおもわれます。
私は、アリババで一度失敗してしまったので
同じ過ちは繰り返さないようにしようとおもいます!