10月にはいり第4四半期がはじまりました。今年も残すところ3ヶ月。
今月から始まる決算ラッシュはどうなるのでしょうか。
私個人の池としては「企業業績は良くない」と予想してます。
そして、最近、ニュースで話題になっているのはテスラ(TSLA)の生産台数と納車台数。
世界第6位の時価総額ランキングを誇るテスラですので、様々な指数にも大きな影響を与えるため、ニュースになってましたね。
結果、7月~9月は『過去最高も更新するも予想に届かずネガティブな結果に』
テスラの出荷台数が予想に届かなかった理由と他社自動車メーカーの出荷台数・納車台数を確認していきたいと思います。
テスラ、7〜9月は予想を下回る低調な結果に
10月2日に発表されたテスラ(TSLA)の生産台数と納車台数を確認していきたいと思います。
7-9月(第3四半期)の生産台数と納車台数
- 生産台数:365,923台
- 出荷台数:343,830台
アナリスト予想は35万8000台となっておりましたので、結果的に予想を下回る形となりました。
注意ポイント
しかし、過去最高を記録した結果ではあるものの、市場の期待値も高く予想を下回ってしまった事が、投資家にとって失望した結果となったのではないでしょうか。
■テスラ車の納車台数と生産台数の推移
第2四半期決算時にイーロン・マスクCEOは「今年の下半期は記録的な結果を出すと思う」と述べていました。
過去最高になった今回の実績は、その言葉通りの結果となりました。
しかし、経営の天才でもあるイーロン・マスクでも外部環境には勝てなかったようですね...
今回の予想を下回ってしまった理由として
- 中国のロックダウン
- 燃料高騰などによる物流の混乱
- インフレによる消費者の買い控え
がダイレクトに影響されてしまったのではないでしょうか。
中国のロックダウンで外出が制限された事、そしてインフレによる物価高で高級品の買い控えが起きてしまった事が要因として挙げられます。
販売台数が予想を下回るという事は「自動車メーカーの収益が減る」という事になりますので、10月19日に発表される決算も厳しい結果になるのではおいう事でしょうか。
テスラ車以外の各自動車メーカーの生産台数は?
テスラ(TSLA)が予想を下回る結果となってしまいましたが、他の自動車メーカーはどうだったのでしょうか?
各自動車メーカーの生産・販売状況
- GM:過去最高を記録
- フォード:注文が急加速に拡大
- BYD:7か月連続で月間記録達成
- リビアン:2.5万台の今年の生産目標達成見込み
- トヨタ:前年同期比7.1%減
- 日産:前年同期比36%減少
- ホンダ:前年同期比23%減少
我が国日本のメーカーは軒並み減少傾向となりますが、アメリカにとっての国内メーカーはすこぶる調子がよく、海外メーカーが苦戦しているイメージです。
ウォーレンバフェット氏も投資をしており、合計販売台数が世界トップとテスラを抜いたBYDにおいては、すこぶる好調のようで、今後も順調な右肩あがりが期待できそうな感じですね!
テスラの今後は大丈夫なのか?
テスラ以外の自動車メーカーが堅調に推移しているなか、今回予想を下回ってしまったテスラに対して、色々なニュースを見ていると「テスラの需要が低下した」「今の世界経済には逆風」と、マイナスイメージも発信されるなか、テスラの今後はどうなのか?
結論、長期的にみて特に心配ない。
と思ってます。
アメリカ国内ではガソリン車の販売が無くなる規制も発表しており、間違いなく今後も需要は伸びていくという事。
つい最近でもアメリカニューヨーク州で2035年までにガソリン車の販売禁止の規制が発表されました。
要するに
『電気自動車(EV)の普及を後押しする規制が広がった』
ということになります。
そしてテスラは電気自動車を駆使して様々な事業展開を計画している事もプラス要因と考えてます。
- 粗利の高いサイバートラックの販売
- ロボタクシーの普及
- 空飛ぶドローンの開発
などなど、、
今は、電気自動車を軸に事業を展開しているテスラですが、今後はさらに色々な所で事業の拡大が期待できるという事です。