マーケット動向

【過去最高売上のテスラ】脅威の成長率37%もリセッションに向けた不安残る

 

やっぱり、イーロン・マスクはすごい!

 

テクノロジー大手企業が決算をミスするなかで良い決算を発表しましたね。

 

 

そして前年と比べても脅威の37%の成長率!!

 

 

テクノロジー企業の成長率(YoY)

  • Microsoft:2%
  • NETFRIX:2%

 

まだ、MicrosoftとNETFRIXの決算しか発表されてはおりませんが「凄いな~」としか言いようがありません。

 

 

昨年末からは悪いニュースが飛び交っており、

  • 販売価格の値下げ
  • 上海工場の減産長期化
  • 株価最安値更新

など、暗いニュースばかりではありましたが、良い結果になったと思ってます。

 

 

まずは結論から

2022年第4四半期の決算は、売上・純利益ともに過去最高を更新する結果となりました。販売台数も過去最高を更新するなか、2023年はリセッションによる影響が考えられます。

 

今回はテスラ(TSLA)の決算を振り返っていきたいと思います。

 

 

目次

 

 

テスラ、いつか買いて~

 

2022年第4四半期 売上・EPSはガイダンスクリア!

 

早速、売上・EPSもみていきましょう!

 

売上・EPSも予想をなんなくクリアしました!

 

 

注目度も高く、小さなことでもニュースになってしまう企業でもあり、しっかりと決算をクリアしてくるところは「さすがテスラ」と言えますね。

 

もちろん売上も過去最高であると同時に販売台数も40.5万台と過去最高を記録しました。

 

グラフにすると下記の通りです。

※クリックすると拡大します。

 

 

つい最近までは、中国のロックダウンによる減産が影響し、成長が鈍化したかとニュースで騒がれていたのですが、しっかりと過去最高の販売記録をたたき出すところも凄いところですね!

 

 

 

イーロン・マスクはほんとすげーな。

 

 

 

一方、昨年は車体の値下げも行ったことも影響し、粗利率は低下する結果となりました。

 

過去2年の決算を振り返ってみると「過去最低」の粗利率となりました。

※クリックすると拡大されます

 

これは、昨年末に車体の値下げをした結果となりますが、日本のメーカーと比べると高い粗利率を維持しております。

 

参考までに、他自動車メーカーの粗利率を確認してみると

  • トヨタ:22%
  • ホンダ:20.5%
  • 日産:16.1%

 

売上規模もテスラは圧倒的に高いので、かなり優秀な粗利率だと言えますね。

 

 

心配なリセッション

 

決算発表後、先程市場が開きましたが株価は爆上げですねww

 

 

株価が下がったところに良い決算が発表されたため、ポジティブな結果になったのでしょう!

 

 

今日は全体的に上がりそうだね!

 

 

 

しかし、テスラで唯一心配な点は2023年または2024年にやってくる「リセッション」

 

すでに、重要な経済指数では悪い数値が出ておりますが、テスラにとってはかなり心配な種となりそうです。

 

景気が減速することで、消費者の購入意欲は一気に下がります。

 

大幅な値引きをしたところで需要が喚起されても、一定にしか過ぎません。

 

世界経済が不景気になることはテスラにとって、かなりマイナスに見られ、自動車全体の市場が縮小されることが予想されております。

 

外部環境が安定であれば、テスラも安定であることは間違いないのですが….。

 

中長期的にみたら、もう少し株価は下がる可能性も残っていると思います!

 

まとめ

 

何だかんだで良い意味でも悪い意味でも注目されてしまうテスラ。

 

今回の決算はクリアしており、今後も積極的な投資を行っているようです。

 

最近でも新工場建設に36億㌦以上の追加投資を行い、

  • EVトラック「セミ」の増産
  • 新型バッテリー「4680」の生産

を行うため、アメリカネバタ州のギガファクトリーに2つの工場を建設します。

 

昨年発売された大型トラックの「セミ」は売上も粗利も高井商品となりますので、今後、テスラは力を入れていくと思います。

 

強豪が激化しているEV業界ではありますが、トップシェアのテスラは総合的にみて間違いない投資先ではないでしょうか。

 

 

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