決算情報

GAFAM決算出揃い!明暗分かれる決算も今後の見通しは厳しいのか?

 

今週、世界中が注目したGAFAMの決算が出そろいました。

5社の決算結果は明暗が分かれた結果となりましたね。

 

 

 

▽注目のGAFAM決算

注目のGAFAM決算始まる

  いよいよGAFAMの決算が始まります!   米国株式市場が注目する1週間となりそうです。       ここで、GAFAMの企業が1社でもこけてしま ...

続きを見る

 

 

GAFAM決算内容レビュー

・決算をクリアした企業はアップルとマイクロソフト

・決算をミスした企業はグーグルとアマゾン

・そこそこの決算と受け取られたメタ(フェイスブック)

 

 

中国のロックダウン・ロシアウクライナ問題・インフレ上昇・コロナ終焉により心配な部分もありましたが、

決算をクリアできなかった、グーグル・アマゾンは株価を大きく下げておりますね。。

 

 

各企業の決算レビュー目次

・アップル(APPL)

・マイクロソフト(MSFT)

・グーグル(GOOG)

・アマゾン(AMZN)

・メタ(FB)

決算まとめ

 

 

 

決算をクリアしたアップルとマイクロソフト

 

アップル(APPL)は、増収増益で予想を上回る好決算

 

 

直近の高値から下落していたアップルの決算結果は増収・増益となりました。

 

 

・売上:973憶ドル(予想:940憶ドル)

・準利益:250憶ドル(予想:233憶ドル)

・EPS:1.52ドル(予想:1.42ドル)

 

このご時世でも、利益と売上高が過去最高を更新しました!

さすが世界1位の企業です。安定の強さをみせてます。

 

 

さらに、900憶ドルの自社株買いと配当増額も決定されました。

iPhone・Mac・サービス事業の伸びが牽引した形となります。

 

 

 

私も売らずに持っておけばよかったと後悔しだしてます。。。。

 

 

 

しかし、過去最高の売上を出しても懸念材料はあります。

次回の4~6月の見通しです。

 

 

中国のロックダウン・ロシアウクライナ戦争の影響は、

1~3月よりも4~6月の方が影響が大きいというコメントがあり、

今後の成長が鈍化するという見通しが述べられております。

 

 

以前から、成長鈍化の危機があるというコメントはありましたが、

ついに、本格的な成長鈍化に入っていくか、アップルにとっては正念場となりそうです。

 

 

 

マイクロソフト(MSFT)、クラウド事業の牽引で増収増益の結果に

 

マイクロソフトも順調に推移してる感じです

 

 

・売上:493憶ドル(予想:490憶ドル)

・準利益:167憶ドル(予想:165憶ドル)

・EPS:2.22ドル(予想:2.19ドル)

 

 

クラウドサービス「アジュール」の売上高伸び率が46%となり、

BtoBのビジネスが業績を押し上げた結果となりました、

 

 

コロナによるオフィスと自宅の両方の勤務形態による

ハイブリッド型勤務によりウインドウズ製品の売上も業績を押し上げる要因となりました。

 

 

アップル同様、自社株買いと配当も発表し、来期のガイダンスも増収・増益を見据えております。

 

 

それぞれの事業の収益がしっかりと安定しており、

今後、世界が不景気に陥っていくと想定されるものの、

マイクルソフトは安定した株価をつけていくのではないでしょうか。

 

 

個人的には、一番欲しい銘柄です。

 

 

 

決算をミスしたグーグルとアマゾン

 

 

さて、決算をミスしたと言われてるのグーグルとアマゾン!

2社とも前年と比べると減益となり厳しい決算となりました。

 

 

グーグル(GOOG)は前年同期比で減益、YouTubeがついにオワコン!?

 

あまり心配していなかったグーグルですが、決算をミスした結果となりましたね。

 

・売上:680憶ドル(予想:681憶ドル)

・準利益:164憶ドル(予想:173憶ドル)

・EPS:24.62ドル(予想:25.5ドル)

 

YouTube広告が前年比と比べると大幅鈍化となり、

売上も利益も予想を下回る結果となりました。期待していたんですけどね。。。

 

 

つい先日、じっちゃまこと広瀬隆夫さんも

YOUTUBEはオワコン化ともtweetしてました。。

 

 

じっちゃま流石です。。。

 

 

ここまで予想を下回るのは珍しい。

Tik Tokや競合他社の台頭で少し厳しい状況が続きそうです。

 

 

 

アマゾンはコロナ終焉によるeコマース市場の縮小が顕著に

 

アマゾンの決算は増収減益の結果となりました。

 

・売上:1164憶ドル(予想:1165憶ドル)

・準利益:-38.4憶ドル(予想:44.1憶ドル)

・EPS:-7.56ドル(予想:8.35ドル)

.

 

減益理由としては、人件費・輸送燃料のコスト増により、

利益を圧迫した結果となりました。

 

 

さらに、利益の収益を苦しめたのがRivianの株式評価損。

IPOを行った全四半期は大きな収益を確保しましたが、

ずるずると株価は下がり、結果として評価損が影響し7年ぶりに赤字の転落となり、

今後も悪そうな状況が続きそうな感じがします。

 

 

 

 

 

増収減益のメタは、フェイスブックのユーザーが伸長

 

前回の決算で発表されたメタ・ショックが継続するか見物であったメタ(旧フェイスブック)

今回の決算は増収減益の結果に。

 

・売上:279憶ドル(予想:283憶ドル)

・準利益:74.7憶ドル(予想:71.7憶ドル)

・EPS:2.72ドル(予想:2.58ドル)

 

アップルのプライバシー保護によるインターネット広告の規制から、

メタの収益に大きな影響をうけた結果となりました。

 

しかし、フェイスブックのアクティブユーザー数が、

想定より高かったためか、売上・収益ともに予想を下回ってるものの、決算後には株価は上昇!!

 

 

次四半期の売上見通しも306憶ドルの予想から、280憶~300憶ドルと外しているにも関わらず

株価上昇というのが不思議な感じがします。

 

 

まとめ:決算ミスはGAFAMでさえ容赦ない売り対象に

 

今はインフレ上昇の抑制による利上げの他、

世界的なリセッション(景気後退)の危機が叫ばれているなか、

投資家の方は【金利】【決算】に非常にシビアになってるイメージです。

 

先週のネットフリックスに続き、

決算をミスしたグーグルとアマゾンは大きく売られております。

 

 

◆今週1週間の株価下落率

 ・グーグル:-3.88%

 ・アマゾン:-13.90%

 

アップルも-2.56%下落してますが、

今後の見通しが悪いことがあり下げております。

 

 

昨年までは、金融緩和によるコロナからの経済復活を背景に、

うなぎ昇りに上昇していた株価ですが、上昇しすぎた株価は今になって見直され、

決算をミスすると急激に下落する形となっております。

 

来週は、FOMCの会見もありますので、株を買うのはそれからという感じですね。

-決算情報