全世界の投資家が注目するFOMC会見が終了しました。
私も先ほど起床しニュース・Twitterを確認しておりますが、
会見で発表された内容としては、
・22年ぶりの0.5%の利上げ
・保有資産圧縮「量的引き締め(QT)」の6月からの開始
が確定したようですね。
注目された金利も0.75%ではなく0.5%で落ち着きましたね。
概ね市場の予想通りの内容といった所でしょうか...。
パウエル議長お疲れ様でした。
ロイター通信にも今朝未明に発表されたFOMCの声明文が掲載されておりますので、
時間があるときに確認していただければとおもいます。
金利0.5%は22年ぶり、物価安定に強い意志か!?
0.5%の利上げは市場の予想通りとなりましたが、
それでも、一度に0.5%の金利上昇を行うのは22年ぶりです。
※前回0.5%利上げしたのは2.000年です、
さらに、新型コロナウイルス危機対応の量的緩和策で膨張した
保有資産の縮小(QT)も6月から開始することが決定しました。
大方、市場の予想通りでもあったということで
米国市場はきれいなグリーン(プラス)です。
やはり、FRBが気にしていたのはインフレの圧力!!
エネルギー価格の高騰やウクライナ危機の影響で
40年ぶりにインフレが高水準で推移していることもあり、
歴史的な0.5%の大幅な利上げを進める形となりました。
ただ、パウエル議長は前回出席したイベントで
【利上げで物価を押し下げつつ、経済成長を目指すのは難しい】
という発言もしております。
今年の11月には米国の中間選挙も控えており、
バイデン大統領が劣勢にたたされるななか選挙の行方は、
「コロナからの経済回復」⇒「インフレ圧力の抑制」
に注目されるとも言われておりますので、
残り6ヶ月でインフレの抑制を急ぐという狙いでしょうか。
パウエル議長の発言で気になる事と日本の影響
今回のFOMCでは0.5%%の利上げにとどまりましたが、
次回以降の利上げはどうなるのか?を注目したいと思います。
4月にパウエル議長が、IMF(国際通貨基金)主催のイベントに参加した時の事、
「0.5%より『もう少し速いペース~』という発言をしました。
この『もう少し速いペース』というのは金利上昇率を0.75%にするといった解釈も受け取ることが出来、
急速な利上げ懸念は、まだ残っていると個人的にが考えております。
今回の声明ではそこまで大きなサプライズがありませんでしたが、
今後、物価抑制が進まない場合は、更なる金利の上昇の可能性もあるという事も頭に入れておきたい所です。
さて、気になるのは日本の影響ですね。
先日のブログにも記載させて頂いた通り、
米国が利上げを行った事を考えると日本との金利差はさらに広がります。
そうする事で、円安はさらに加速することが予想されるのではないでしょうか。。。。
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こうなると1ドル130円どころじゃないですね。。。
我々の生活にもさらに影響が出てきそうです。。。
円安が進む事で、円の価値はどんどん下がってしまいますので、
米国株などの資産を積極的に買い増すことをオススメします。