私の保有銘柄であるアルトリアグループ(MO)
「米国高配当銘柄」の紹介をされた時は、必ずといっていいほどピックアップされる銘柄です。
タバコを吸ったことがある方なら必ず知ってる「マールボロ」「アイコス」
アルトリアグループは、これらのタバコをアメリカ国内に限り製造・販売している企業です。
アルトリアグループ(MO)の事業
世界最大のタバコメーカーでもあり、2008年にフィリップモリスからスピンオフした企業で、「マールボロ」・「アイコス」など、日本国内でも頻繁に見かける銘柄の販売をアメリカ国内で行なっています。アメリカ国内のタバコの製造・販売の他、ワインや食品などを販売している企業でもあります。
アルトリア・グループが、8月上旬に2023年4-6月(第2四半期)の決算が発表されました。
ほぼ、どこにも取り上げられてないのですが普通の決算でしたね…。
本当に予想通りの決算です。
サプライズも特になかったのでさくっといきます。
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2023年4-6月のアルトリアグループ【MO】の決算
売上は予想を若干下回りましたが、EPSは予想を上回る結果に。
※クリックすると拡大されます
ほぼ予想通りです!
メイン事業である「タバコ事業」はインフレで買い控えの影響があるのかと思ったのですが…
ほぼ影響は無かったみたいですね。
電子タバコ事業のNJOYの買収も完了し、下半期以降(2023年7月以降)にビジネスを拡大されるようです。
新たな事業をドンドン推進していって欲しい所です。
少し心配な点としては「販売本数」と「販売シェア」に関して!
販売本数
2023年第2四半期のタバコの販売本数は20,561百万本であったのに対し、1年前の2022年第2四半期では22,509百万本で、-8.7%の減少となりました。
やはり業界全体でタバコの減少は進んでいるという事が分かります。うまく値上げもして収益の大幅な減少は避けられたのでしょう。
販売シェア
メインブランドのマルボロのシェアも、1年前の42.7%→42.1%で減少傾向です。喫煙者の減少に加え業界内でも競争が激化している事が分かります。
アメリカでも電子タバコが増えてきてるのでしょうか・・・?
もともとタバコ事業は衰退していくと分かっていたので、次のビジネスの開拓も急がなくてはいけませんね。
さて、私も購入している唯一の理由である「配当」に関してですが、アルトリアは2023年3月に年間1桁台半ばの配当成長を目標とする新たな配当目標を設定しました。
自社株買いも2023年度中に10億㌦行う予定で、既に半分の5億㌦まできてます。
ここで減配となってしまうと「売り」が加速し株価が暴落するという事も経営陣も分かっているのでしょう。
成長性としての見込みはありませんが魅力的な配当金は加速していくでしょう。
配当金が今後も持続するという事であれば「ガチホ」ですね!