2022年から始まったレイオフの波が止まりません!
ついに、Googleの親会社であるalphabetもレイオフを発表しました。
その数なんと12.000人!!
2022年からレイオフを発表している企業のほとんどがIT・テクノロジー業界の企業です。
先日はMicrosoftも1万人規模のレイオフを発表し、2022年にはAmazon・Metaも大規模なレイオフを発表しております。
これで売上高が大きいIT企業においてレイオフを発表していないのはAppleのみ。
来週から始まるGAFAMの決算が心配になりますね!
- Microsoftに続きGoogleも大規模なレイオフ発表
- IT業界はしばらく厳しい時代となりそう
- 来週から始まるGAFAMの決算
2022年から続く大規模なレイオフ。ついにGoogleも発表!
ついにGoogleも12,000人のレイオフを発表しました。
IT業界大手の企業ではAppleとGoogleのみがレイオフを発表してなかったですが、ついにGoogleも人員削減をせざるを得なくなった状況に陥りました。
2022年からIT・テクノロジー業界で大幅な人員削減のニュースが飛び込んております。
イーロン・マスク氏が買収したTwitter社から始まり次々と各企業は発表されました。
ここに載ってる企業だけでも約7万人の方がレイオフされる事となりますが、まだまだ多くの企業がレイオフを発表しておりますので、2022年から発表された数を足すと10万人以上がレイオフ対象となっているという事になります。
因みに、IT・テクノロジー業界で、2021年にレイオフされた数は約1万3.000人。2022年は約9万7.000人と言われておりますので、昨年だけで649%もの増加となりました…。
レイオフを発表してないのはAppleのみ
GAFAMの中でレイオフを発表していないのはAppleのみとなりました。
今回、IT業界をおそっているレイオフの波は、IT業界全体の成長の鈍化です。
コロナでIT投資が盛んに行われ大幅に成長する企業と同時に多くの従業員を雇ったことで今に至ります。
経営層として考えなければいけないのは株主への還元。つまり、利益を維持するためのコスト削減に踏み切るためレイオフを慣行する形となります。
現在、GAFAMのなかでレイオフをしていないのはAppleのみとなりますのでAppleは調子が良いのか?というとそうではないと思ってます。
実際に第3四半期決算説明会で、ティム・クックCEOは「環境の現実の認識した上で行動する」と述べてます。
つまり状況によってはレイオフの可能性が残っているということです。
そして忘れてはいけないポイントとして既にAppleは「採用凍結」を行ってます。
- 個人消費の低迷
- 金利上昇
これらの影響を受け、さすがのAppleもコスト削減を行わざるをえない状況のようです。
来週から始まるGAFAMの決算は「見通し」に注目
来週からはついにGAFAMの決算が始まります。
まずは、1月25日(日本時間)に発表されるマイクロソフト(MSFT)。
おそらく、レイオフを実施した(する)こともあり、利益はある程度確保できているのではないかと思います。
マイクロソフトの決算で注目すべきはAzureの成長率です。
Apple同様、コンシューマー分野の売上低迷を補うため、Azuruクラウドサービスへの注力や投資は必須であり、その原資を確保するためにも人件費削減を着手した言えるでしょう。
そして、Microsoftをふくめ、GAFAM関連の決算で注目したいのは「今期の見通し」です。
これがミスするか成功するかで2023年のGAFAMの株価も大きく変わると思います。
コロナが終わり、成長が鈍化し痛みを伴った2022年。2023年も来週から始まる決算の状況次第で厳しい始まりになるかもしれません。