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【2023年第2四半期(5-7月)】小売最大手ウォルマートの決算は予想をビート。通期予想を上方修正も株価はなぜ下がる?

 

今週は小売大手の決算が続いてます。

 

今週注目の小売決算

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GDPの約7割を「個人消費」が占めるアメリカ。

 

この3つの企業の決算が『米国経済の景気を表す』と言っても過言ではありません。

 

その中で小売業界世界最大手のウォルマートの決算発表がありました。

 

 

結論、決算結果は良かったのですが、何故か株価はマイナス….。

 

 

株価マイナスのポイント

  • 材料出尽くし
  • そもそも株価高すぎ
  • 株価のセンチメンタル

 

などなど詳細は分かりませんが、不運な状況から−3%以上の下げとなりました。

 

 

不思議だ。

 

 

2023 年第2四半期決算

 

今回発表された決算結果はコチラです

 

※クリックすると拡大されます

 

 

売上・EPSともに市場予想をビートです!

 

 

8月15日発表の「7月 米国 小売売上高」も4ヶ月連続で上昇してました。

 

ウォルマートも売上が伸長するのは当たり前でしょうか。

 

 

それ以外に、物価の急激な上昇も、ある意味で恩恵を受けてるのかもしれませんね。

 

物価上昇前は高級なスーパーに通ってた人が低価格の商品を求め、新規の顧客を取り囲えたり、外食から自炊にシフトする事で顧客の来店数が増えたりしてるのかもしれません。

 

 

各分野の成長率も確認していきます。

 

各分野の成長率

  • 既存店売上成長 6.4%
  • EC売上+24%
  • 来客数/平均購買額上昇

 

特にECの売上成長が継続して高いのは良い事だと思います。

 

 

さらに通期ガイダンスも上方修正してます!

 

※クリックすると拡大されます

 

 

3Q・通期のEPSともにガイダンスの上方修正です!

 

 

まさに絶好調!

 

 

不安要素は年後半

 

前回決算時のカンファレンスコールで言っていたウォルマートの不安要素。

 

それは「長引くインフレ」です。

 

年末はアメリカ最大の消費タイミングであるクリスマスや年末商戦が控えてます。

 

FRBが頑張って物価を抑えようとしてくれてますが、未だに懸念材料として挙がります。

 

 

ウォルマートの小売業であれば、物価上昇は「消費者の買い控え」がダイレクトにダメージを喰らいます。

 

プライベートブランドが好調といえど、より安い商品があれば、そちらに流れてしまうのは当然ですね。

 

今後の米国の物価安定はウォルマートにとっても生命線なのかもしれません。

 

 

FRBの動向に注目!

 

 

まぁ、ウォルマートくらいの小売最大手であれば倒産する心配も無いので問題無いと思いますが!

 

むしろ決算と見通しも良かったのに株価が下げてるのは投資チャンスなのかもしれませんね!

 

 

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