皆さんこんにちは!
先週の11月17日。
株価が安定しているVISAが一気に5%も下げていたので、
何があったのかニュース検索をしていると、
衝撃的なニュースが飛び込んでまいりました。
「アマゾン、VISAの高額手数料に反発、英で取扱い終了」
というニュースです。
私も少額ではありますが、
株を保有しているVISAにとってはとてつもなく悪いニュースですね...。
実際にアマゾンでの使用が停止されるのは、
2021年1月19日からとなります。
VISAのクレジットカードは利用を停止されますが、
VISAデビットカードは引き続き利用でき、
マスターカードなどの他社ブランドも利用できるようです。
やはり、高額な手数料が利用を停止される一番の理由のようです。
アマゾンの言い分としては、
カード決済のコストは技術の進歩に伴い下がっているのにも関わらず、
VISAの手数料は上がり続けている
という、批判も含めた言い分となります。
今回のニュースの前にも、
アマゾンはVISAへの圧力の働きかけを行っており、
シンガポールやオーストラリアでは、
VISAのクレジットカードで商品を購入すると、
追加料金を課金する仕組みに代えたり、
VISAから他ブランドに変更したユーザーには、
ギフトカードを提供する取組みを行っておりました。
今回、来年からの停止にした理由も、
アマゾン側も、今利用を停止してしまうと、
年末年始の大きな商戦にダメージが喰らってしまう理由で、
来年からの停止に踏み切ったと思われます。
世界でも最強と言われるカード決済会社であるVISA。
しかし、様々な決済手段が溢れている昨今、
特にVISAに拘る理由は無いと思います。
人によっては、2~3枚のクレジットカードを保有しており、
VISA以外でもマスターカードやアメリカンエキスプレスといった、
カードも持っている方も多い事でしょう。
また、最近はBNPLといったフィンテック企業の台頭もありますので、
アマゾンとしては、VISAが決済手段として出来なくなっても、
そこまで大きな痛手は無い事が予想されます。
▽BNPLに関してはこちら 皆さんこんにちは! 最近、Amazonがカード不要の後払い決済サービスAffirmとの提携により話題になっているBNPL BNPL=”Buy Now, Pay Later”の頭文字を取った言葉となりま ... 続きを見る
BNPLのメリット・デメリット
資産家ウォーレン・バフェット氏率いる
米投資・保険会社バークシャー・ハサウェイが
SEC(米国証券取引委員会)に報告した内容によると、
ビザとマスターカードの株式の持ち分を減らしたことが分かりました。
2020年から徐々にではあるものの、少しずつ株式を減らしておりましたが、
今回の報告書でも株式を減らしております。
バークシャーがビザの株を買ったのは約10年前の2011年からとされており、
1株=約13$の時に購入しておりましたので、相当な含み益になっております!
※現在の価格は1株=200$なので、約16倍です!!
様々なマイナス材料が続いており、
総合的に考えて、VISAにとって、
⓵「バフェットプレミアム」が無くなってしまう
➁アマゾンとのカード決済取引が停止されてしまう
⓷欧州でのコロナウイルスによるロックダウンにより国境超えの旅行が少なくなる
⓸BNPLの新たなフィンテック企業の台頭
などを踏まえると、
現在、VISAを含めたネットワーク決済の会社は
暫く、苦しい局面が続く可能性があると考えられます!